歴史的に有名な美女たちがこぞって愛用したとされる"プラセンタ"とは、"胎盤"のことで、母体の子宮内膜と胎児との間にあって、母体と胎児の血液がこの部分で接触して物質交換が行なわれる器官です。
まず受精卵が子宮内膜に着床すると、その表面からは"絨毛"と呼ばれるものが無数に出てきます。
そしてその"絨毛"は着床面だけが成長して子宮内膜と結合し始め、胎盤という1つの臓器を形成します。
胎児が成長するための栄養分や酸素は、母親の血液からこの胎盤を通って胎児の血液に送られ、胎児の体の老廃物は逆にこの胎盤を通じて母親の血液の中に排泄されます。
そのために妊娠中の母親の腎臓は2倍働くことになり、それに耐え切れずに妊娠中毒症を発症したりするのです。
また、胎児は着床4週目くらいから皮膚や脳、脊髄、口、骨、筋肉、血管、腎臓、食道、胃、腸、肝臓といった器官が次から次へと創られて、着床8週目にはほぼすべての器官が揃うと言われています。
その後の胎児は急速に成長していき、栄養分や酸素の補給だけでなく、発育のために必要な呼吸やタンパク質合成、有害物質の解毒、ホルモン分泌、排泄といった生理作用も必要になってきますが、まだ器官が未熟であるためにそれらをすべて胎盤が代わりにやってくれます。
さらにその働きは信じられないような調節機能をもっているとも言われています。
例えば血液に関する働きがその1つで、通常、胎盤は胎児に送る血液が凝固しないように働くのですが、出産の時には今度は母体の出血を止めるために血液を凝固させる働きをします。
つまり、この相反する機能をもっていて、その場に応じてどちらの機能を優先させるべきなのかを的確に判断することができるのです。
このようにたった一つの受精卵を1人の人間にまで創り上げることができるこの器官は、神秘的としか言いようがありませんが、胎児が生まれた後の胎盤も"プラセンタエキス"という形で、私たちの生活習慣による体の歪みや障害などを修正してくれるために活躍してくれます。
美容外科の施術においても"プラセンタエキス"はなくてはならないもので、これを皮下注射することによって肌自体が蘇ってシワやタルミが改善され、さらに肌の潜在能力まで引き出すことができると言われています。
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