"ほくろ"は皮膚の色素をつくるメラニン細胞から生じる増殖性の細胞で、通常は黒っぽい色をしています。
また、小さい点状のものから直径が3センチ近くあるものまで大きさはいろいろあって、魅力的なほくろもあると言われていますが、ある程度の大きさを超えるとやはり本人にとってはうっとうしい存在であることが多いようです。
またほくろは痛みもかゆみもなく、殆どの場合は放っておいても差し支えないものですが、1つ気をつけないといけないのはほくろと外観がそっくりな悪性腫瘍があるということです。
これは"メラノーマ"と呼ばれる"悪性黒色腫"で、メラニン色素が癌化してできるものなので疑わしいものがある場合にはすぐに除去して検査しなければなりませんが、"ほくろ"が悪性腫瘍に変化するというケースもあるので、ほくろが大きくなったり数が増えたり、色が濃くなったり、出血したりすることはないか日頃から見ておくようにしたほうが良いようです。
ほくろの除去には現在2つの方法があります。
その1つ目は"炭酸ガスレーザー"による治療です。
これは盛り上がりのない5㎜以下のほくろに向いているもので、まずほくろの部分に局所麻酔をして炭酸ガスレーザーを一気に照射してほくろの原因となっている"メラノサイト"を破壊します。
この施術に要する時間は5分から10分程度で、これによって腫れや痛みが生じる心配はありません。
ただ、これが万一"メラノーマ"であったらレーザー光が刺激となって転移してしまうので、レーザー治療を行なう場合には医師とのカウンセリングが大切になってきます。
ほくろの除去方法の2つ目は、"切除縫合法"といって局所麻酔をしてほくろの部分を切除し、その後で真皮と表皮の部分を縫合する方法です。
顔の場合は4~5日後に、体の場合は2週間後くらいに抜糸をしますが、それまでは傷口を水につけないように気をつけなければなりません。
また、消毒のために毎日通院するのが結構大変なのですが、この方法だと"メラノーマ"かどうかの組織検査もでき、簡単にしかもレーザーよりも確実にほくろを除去することができます。
その他にも小さなほくろの除去には"くり抜き法"といって筒状の器具を使ってほくろを除去する方法もあります。
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